同じレベルのものをつなぐことができる「and」

 
morning_coffee
 

今回は「and」について、いっしょに勉強していきましょう。

 

いきなりですが例文です。

 

I like fish and chicken.

この文の意味は?

 

私は魚と鶏肉が好きです。

 

たぶん分かった方が多いと思うのですが、

 

「と」=「and」

 

ということは日本語が話せるなら理屈抜きで理解できてますよね?

 

「and」なんてほとんど日本語になってます。

 

以上!!

 

だと何の意味もない記事になってしまうので、少しだけ詳しくみていきましょう。

 

この「and」は文法用語では「接続詞」と呼ばれています。

 

その接続詞の中でも、同じレベルのものをつなぐことが出来るので、「等位接続詞」と呼ばれています。

 

等位接続詞は、天秤のようにつなぐことが出来るとか説明されると思うのですが、ちょっと分かりにくいですよね。

 

そんなときは、例文などで理解するしかないと思うのですが、日本語では理解できていると思うので、難しく考えないことです。

 

1、目的語や補語をつなぐことができる。

 

2、つなぐことが出来るものは、同じレベルのものなら何でも。

 

I like fish and chicken.   私は魚と鶏肉が好きです。

「魚」と「鶏肉」   名詞

 

It’s cold and windy today.   今日は、風が強くて寒いです。

「寒い」と「強い風」   形容詞

 

Kimi got up and made coffee. キミは朝起きて、コーヒーをつくりました。

「起きる」と「コーヒーを作る」   動詞

 

I’m tired and I want to go home.   私は疲れていて、家に帰りたいです。

「私は疲れている」と「私は家に帰りたい」 文章が2つつながっていますね。

 

これらのように「名詞」も「動詞」も「形容詞」もちょっとした「文章」もつなぐことが可能です。

 

このちょっとした文章をつながれると本当にややこしい文章になります。

 

でも、この接続詞が無いと文章を2つ独立して作らないといけなくなります。

 

例えば

 

Kimi got up and made coffee. キミは朝起きて、コーヒーをつくりました。

 

この英文は1つですが。

 

「and」を使わないで「キミは朝起きて、コーヒーをつくりました。」と言うには

 

Kimi got upe.   キミは朝起きた。

 

Kimi made coffee.  キミはコーヒーをつくりました。

 

と2つの文章になります。

 

まあ、これで良いのですが、なんとなくスマートじゃないですよね!!

 

だから、「and」を使ってスマート(2つ目の主語を省略)にしてあげるんです。

 

えっ

I’m tired and I want to go home.   私は疲れていて、家に帰りたいです。

 

って主語省略されてないじゃん?

 

という突っ込みを入れたくなると思いますが、強調したい場合は2つ目の主語を残すことになっています。

 

なので、「and」は「同時に起こったこと」、「どちらも~だ」、こういうことを一文にまとめることができる接続詞。

 

この接続詞が英文をややこしくしてくれているのは間違いありませんが、裏を返せば「接続詞」をしっかり勉強すれば、ややこしい英文も解読できると、個人的には思っています。

おすすめの記事