前置詞の後ろに置ける動名詞、置けない不定詞


tell_machi

今回は、前置詞の後ろには「不定詞は置けない」けど、「動名詞は置ける」パターンについて勉強します。

動名詞の形は「動詞の原型+ing」で、意味は「~すること」になり、「名詞」の扱いになるということを勉強しました。

同じ「動詞の原型+ing」の形でも、進行形に使われる現在分詞は「形容詞」の扱いになるので分けて覚えなければならないことも勉強しました。

分からない人はここから読んでみてください。

過去記事 ⇒ 動名詞

動名詞も不定詞も「名詞」として扱うことが出来るのですが、全く同じようには使えない事についてもう少し詳しく勉強したいと思います。

不定詞は形容詞、副詞としても使えることは以前学習しましたが今回関連するのは「名詞的用法」についてだけです。

「動名詞」が名詞扱いというからには、英文中では「名詞」と同じように「主語」「補語」「目的語」として使うことができます。

実はこれ、「to 不定詞の名詞的用法」と良く似ています。

過去記事 ⇒ to 不定詞の名詞的用法

「to 不定詞の名詞的用法」も、名詞的用法というぐらいですから、「名詞扱い」で、動名詞と同じように「主語」「補語」「目的語」として使うことができる点はまったく同じです。

しかも、意味も同じで、「~すること」です。

じゃあ、どっちを使っても同じ?

かというと、いくつかの傾向というか、こういう場合は「動名詞」で、こういう場合は「to 不定詞の名詞的用法」みたいなものが存在します。

一番の違いがニュアンスの違いで、

「動名詞」のニュアンスは「現在志向」または「過去志向」

「to 不定詞の名詞的用法」は「未来志向」というものでした。

これは、使われる動詞が「未来を表す動詞(hopeなど)」か「現在または過去を表す動詞(finishなど)」によって変わると勉強しましたが

「to 不定詞」を使うときの注意点に、「to 不定詞」は動名詞と同じように「主語」「補語」「目的語」として使うことができるけど、前置詞の後ろには使えない

という重要な注意点が存在します。

ここが両者の一番はっきりとした違いです。

例えば

○ Kimi isn’t good at driving. [動名詞]

× Kimi isn’t good at to drive. [to 不定詞]

※ be good at~(~が得意)

キミは運転することが得意ではありません。

こんなときには「to 不定詞」が使えないので、動名詞しか使えないということになります。

で、面倒なのが前置詞が「to」の場合!!

この場合は、to不定詞の「to」と区別するのが面倒なので注意が必要です。

有名なパターンは

What do you say to~ing… ?(~するのはどうですか)

be used to~ing(~するのに慣れている)・・・be used to~だけだと「過去に~したことがある」になりますので注意。

look forward to ~ing(~するのを楽しみに待つ)

などがあります。

例えば

○ I am looking forward to hearing from you. [動名詞]

× I am looking forward to to hear from you. [to 不定詞]

とかですね。

別にこんなこと詳しく覚えなくても英会話は出来るのですが、何かしらの試験を受ける人は覚えておくと点数アップにつながります。

試験で出るところってこういうところなんで!!

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