前置詞「at」

 
point
 

今回は、前置詞“ at ”について勉強します。

 

at ”は、ある一点をピンポイントで表すイメージです。

 

地図中のある一点の場所を指すときや、6時51分などのある一点の時間を表します

 

ちなみに、時間や場所を表す場合“ on ”や “ in ”も使えますので、それぞれ使われる場面や違いをきちんと覚えて、使い分けられるように比較しながら覚えていくのがコツです。

 

at ”を日本語に近い意味で表すとすれば、

 

時間の場合・・・ちょうどそのとき

場所の場合・・・(ピンポイント)のところで

 

のような感じになります。

 

ただし、場所の場合は、話し手の感覚によって範囲が広くも狭くも感じてしまうので、ハッキリとした使い分けはできません

 

話し手の感覚次第です。

 

何かを覚える際に、こういうハッキリしないのが一番厄介なんですよねえ・・・・。

 

でもそれが言語ですし、楽しい部分でもあります。

 

と言うことで、“ at ”も、時間、場所から覚えていきましょう。

 

時間を表す “ at

 

時刻(何時に)

 
clock
 

I'll pick you up at 8:00. (8時に迎えにいくね。)

Why don't we meet at 11:00 ? (待ち合わせ11時でどう?)

 

8時や11時のように、ちょうどの時間を例文にしていますが、ピンポイントで時間を指定する場合は、“ at ”を使います。

季節午前午後のような期間を表す場合は“ in ”、特定の曜日日にちを表す場合は“ on ”を使います。

 

~のはじめ

 

I'm going to Tokyo at the beginning of next month. (私は来月の頭に東京に行きます。)

I'm going to Hawaii at the beginning of the year. (私は年始にハワイに行きます。)

 

~の終わり

 

I'm going to Tokyo at the end of may. (5月末に東京に行きます。)

I'm going to Hawaii at the end of the year. (私は年末にハワイに行きます。)

 

月の頭や年末などは、一定の期間とも取れるので、“ in ”のほうが感覚的に近い気もしますが、この場合は“ at ”を使います。

2種類しかないので、暗記してください。

 

ただし、熟語でセットとして“ of ”まで入れて覚えます。

 

at the beginning of~ (~の最初)

at the end of~ (~の終わり)

 

beginning ”と“ end ”を差し替えるだけです。

 

昼、夜

 

I'm going to leave at noon.  (正午に出発する予定です。)

I was back home at midnight. (夜中の12時に帰ってきた。)

I got up at night. (におきた。)

 

真昼(12時)、真夜中(0時)もピンポイントの時間なので、前置詞は“ at ”を使います。

ただちょっと、イメージしにくいのですが、夜も“ at ”を使います。

夜は期間だから“ in ”じゃ・・・とは思いますが、慣用句ってことらしいです。

 

at night ・・良く聞きますよね!!

 

at ” “ in ” “ on ”の使い分けを覚えるときもそうですし、英語全体に言えることですが、ルールというのは「その傾向にある」と言うだけです。

全部が当てはまるわけではないということを覚えておいてください。

 

ですので、時には丸暗記も必要なんですね。

 

今現在(ピンポイントでちょうどそのとき)

 
busywoman
 

I'm busy at the moment.(今ちょうど忙しいところです。)

 

これは、“ at ”のイメージにぴったりだと思います。

ちょうどそのときなので、ピンポイントの時間です。

 

今というと“ now ”を使いたくなりますが、“ now ”よりももっとピンポイントな今です。

 

まさに今、その瞬間が忙しいときには、「at the moment」を使います。

 

now ”は今日、明日ぐらいずっと忙しいときに使えるので、お断りに使える言葉ですが、“ at the moment ”は10分後には忙しくないようなときに使えるので、「ちょっとまってて」みたいなニュアンスで使えます。

now ”を使うとしたら、“ right now (今すぐ)” “ just now(今しがた) ”になりますが、日本語訳をみれば分かるとおり、ニュアンスがちょっと違うと思います。

 

at the moment ”覚えてしまいましょう。

 

場所を表す “ at

 

特定の場所(家、学校、店、駅、空港など)

 
nakameguro
 

I'm at home. (私は家にいます。)

I study at high school. (高校に通っています。)

I bought this shirt at UNIQLO.  (このシャツはユニクロで買いました。)

This train will stop at Nakameguro station.(この電車は中目黒駅に止まります。)

 

この場所を表すときに、“ in ”と迷ってしまうのですが、ハッキリ言ってどちらでも良い場合が多いです。

どこかの駅に止まるなんて場合はピンポイントなので、“ at ”になりますが、学校や駅の中という意味なら“ in ”も使えます。

 

例えば

I study at high school. (学校で勉強している。)

I study in high school. (学校という建物のに囲まれて勉強している。)

 

これは話しての感覚に依存されます。

 

at ”は、そのピンポイントの場所で、“ in ”はその場所に囲まれている感覚でしょうか。

 

もう1つ駅で考えて見ましょう。

 

I met my friend at the station.(私は駅で友人に会った。)

I met my friend in the station.(私は駅の中で友人に会った。)

 

このぐらいの違いですので、どっちもOKですよね。

 

それと

 

at home ”って、既に日本語化していますよね!!

 

この場合“ at ”が略されて

 

I'm home.

もよく使われるので、例文が良くなかったかもしれません。

 

それ以外に思い浮かばなくて・・・・すみません。

 

ちなみに

 

私は家にいます = ただいま

 

というように訳されていますが、私には違和感があります。

 

特定の地点(曲がり角、信号、バス停、建物内のピンポイントの場所)

 
busstation
 

Turn right at the next corner. (次の角を右に曲がってください。)

I'll wait at the central exit of the Shinagawa station. (品川駅の中央改札口で待ってます。)

I saw a cool guy at the bus stop. (バス停でイケメンを見かけた。)

I'm asking at the information counter. (インフォメーションカウンターでたずねています。)

 

特定の場所のもっとピンポイントな地点を表現します。

ですので、道案内する、又はしてもらうときにたくさん出てきます。

 

例えば

Go straight down this street. (この道をまっすぐ進んでください。)

Then, turn right at the second traffic light. (それから2つ目の信号を右に曲がってください。)

 

とかですね。

 

建物内のさらに特定の場所を表すときなどは

 

I'll be waiting for you at the ticket gate of the Tokyo station. (東京駅の改札口で待ってます。)

 

のように、“ at ”が使えます。

 

数字を表す “ at

 
speedometer
 

価格

 

I bought this shirt at 3000 yen. (このシャツを3千円で買いました。)

 

速度

 

I'm used to drive a Ferrari at 200 kilometers an hour. (私はフェラーリを時速200キロで運転したことがある。)

 

温度

 

Water boils at 100 degrees Celsius. (水は摂氏100度で沸騰します。)

 

ある特定の数字を表すときにも“ at ”を使います。

 

at ○○ kilometers an hour  時速何キロ

at ○○ degrees Celsius  摂氏何度

 
この2つの表現は今覚えてしまいましょう。
 
degree は温度、Celsius(セルシアス)は摂氏(何℃)です。

 

アメリカでは華氏を使うのですが、私は覚えていません・・・

 

at ○○ degrees Fahrenheit 華氏何度

 

Fahrenheit(ファーレンハイト)

 

摂氏、華氏の関係が分かるなら、華氏という言い方も覚えておくと良いと思います。

 

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