文法と文型とかの名前を聞くとアレルギーが出る人は多いと思いますし、文法を全て完璧に覚える必要は無いと思っていますが、英語の勉強を進めていくと覚えたほうが理解しやすいこともあります。

 

それが今回の記事!!

 

第4文型とか第3文型とか分からない人は、文型の記事を読んでからにしてみてください。

 

第3文型と第4文型の形をおさらいしてみます。

 

第3文型・・・S+V+O(主語+動詞+目的語)

英文で最も使われている形です。

 

第4文型・・・S+V+O+O(主語+動詞+間接目的語+直接目的語)

動詞は他動詞が使われていて、数はそんなに多くないです。

 

けっこう特殊な形で、【O+O】の部分は必ず【人(名詞)+物(名詞)】の順番になります。

意味的には、物(名詞)を人(名詞)にどうこうすると覚えてしまうのが一番覚えやすいと思います。

 

この第4文型の形「物(名詞)を人(名詞)にどうこうする」を第3文型に置き換えてみましょうというのが今回の記事です。

 

これを覚えれば第4文型を覚えなくても、「第3文型」で表現することができます。

 

実際には、この置き換えを覚えると第4文型の使い方も覚えてしまうのですが・・・・究極なことを言うと「第4文型を覚えなくてもOK」ってことになります。

 

さて、その置き換えに重要な役割を果たすのは「to」「for」の前置詞です。

 

早速置き換えながら説明してみます

 

He cooked me dinner.   彼は私の夕食を調理した。

 

S(He)+V(cooked)+O(me)+O(dinner)

He cooked dinner for me.   彼が私のために、夕食をつくった。

 

S(He)+V(cooked)+O(dinner)

 

「me(間接目的語)」と「dinner(直接目的語)」を入れ替えて、「me(間接目的語)」の前に「for(のために)」という前置詞を入れただけです。

 

これで第三文型[SVO]になりました

 

この置き換え、良くみてみると・・・・・

 

間接目的語である「me」が「for」と言う前置詞が付いて最後にきています。

 

これは間接目的語が無くなったことを意味します。

 

つまり一言で言うと

間接目的語を使う代わりに、to またはforを使うと第4文型を第3文型に置き換えられる

 

言い方を変えてもう1回

 

間接目的語にto またはforという前置詞をつけて最後にもって行く(間接目的語と直接目的語にto(for)をつけたものを入れ替え変える)と第4文型を第3文型に置き換えられる

 

ということになります。

 

今回はforを使いましたが、当然「to」を使う場合もあります。

 

例えば

 

I give Kimi this letter.   私はこの手紙をキミに渡す。

I give this letter to Kimi.   私はこの手紙をキミ渡しました。

こんな感じで置き換えることができます。

 

ここまでは簡単に理解できると思うのですが・・・ここからが問題です。

 

じゃあ、「to」「for」の使い分けは?

 

こう考えますよね?

 

私も含め高校を卒業しているなら学生時代にこの使い分けを学校の先生に教わっているはずなのですが、まったく覚えていなかったので調べましたよ!!

 

というか、このブログの親サイトであるペラペラ英会話同好会の過去記事でも書いているのですが、第四文型 [SVOO]が「to」「for」を使えば第三文型 [SVO]に置き換えられるなんて、感覚的には分かっていましたが確信はありませんでした。

 

ということで調べた結果です。

 

学校では2パターンの教え方があるみたいですね。

 

その1・・・一般的には英文に使われている動詞によって、「to」なのか「for」なのかが決まっているので、それを動詞ごと丸暗記しちゃいましょう。

 

その2・・・一般的には日本語訳で「~へ」なら「to」、「~ために」なら「for」を使う。

 

この2つが学校で教える有力な使い分け方法らしいです。

 

ただどちらも完璧には使い分けることができないので、一般的にはという言葉が付属します。

 

じゃあ完璧な使い分け方法は?というと

 

どのサイトでも同じことを言っていました。

 

その3・・・そのものがそこに存在するかどうか?

 

手元に存在すれば・・・to

 

手元に存在しなければ・・・for

 

んー分かりにくい・・・・

 

つまり

 

手元にあるものを渡したり、与えたりするなら「to」

 

手元に無いものを買ってあげたり、与えたりするなら「for」

 

なんだそうです。

 

それを検証してみました

 

He cooked dinner for me.・・・夕食はまだ手元にない

Thank you for buying lunch for me.・・・ランチは手元にない(胃袋にはありますが・・・)

I need to send a card to my mom for Mothers’ Day.・・・母の日カードは手元あるのか不明・・

Please give this letter to Kimi.・・・この手紙なので手元にある

We explained the situation to Hiro.・・・状況って難しいですが既に分かっているのであるってことかな?

I will teach English to you.・・・これも英語教えらるだけの知識があるってことだと思います。

 

きりが無いのでこのへんにしておきますが、なんとなくは合ってますね。

 

母の日のカードは「this」とかが付いてないので、手元に無くて送るなら「for」だけど・・・・

 

目的語が「状況」とか、「知識とか」ってのもしっかり確認する必要がありそうですし、自信が無いので、もう少し調べて追記しますが、上記の法則はほぼ合っている気がしますね。

 

100個とか200個とか検証しないと分からないかもしれませんね・・・・面倒なので無理です・・・・

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