that節

 
yayakosii
 

接続詞というと、文と文をつなぐことが出来る大変使い勝手のいいものなのですが、毎日英語を話しているネイティブには便利でも、私たち日本人にとっては、文が長くなり英文をややこしくしてくれている張本人だったります。

 

ということで、接続詞の中でも私がややこしいと思っている、【that節】についていっしょにお勉強していきましょう。

 

【that節】と聞いてピーンときた人はかなり、英語の点数が良かった人だと思います。

 

thatというと、通常は「あれ、あの」という意味で使われるのですが、接続詞としても使われます。

 

thatは関係代名詞としても機能するので、さらにややこしいのですが、今回は接続詞としていっしょに調べて見ましょう。

 

まず接続詞は、等位接続詞従属接続詞の2つに分類されます。

 

等位接続詞は、同等のもの接続することができる接続詞なので、

 

同じ品詞 と 同じ品詞

 と 

 と 
 

をつなげることが出来ます。

 

例えば「and」言う等位接続詞を使った例文なら

 

I like chicken and beef. (私はチキンとビーフが好きです。)

 

のように、

 

名詞 と 名詞 を接続することが出来ます。

 

対して従属接続詞従位接続詞とも呼ばれ、をつなげることができます。

 

とは、「主語+動詞」の形のもので、名詞節副詞節があります。

 

ですので、

 

節 = 1つの文

 

という感覚で問題ないかと思います。

 

どうして文と文を接続するのかというと、長い2つの文を接続することができれば、短い1文で済むからですね。

 

たとえば、日本語で考えてみましょう。

 

本当は英語で考えるのが筋ですが、私自身が分かりにくいので日本語で説明させていただきます。

 

キミは映画をみに行った。

ヒロは映画をみにいった。

 

この2文を接続詞でくっつけると

 

キミとヒロはいっしょに映画を見に行った。

 

2つの英文が1つになってしかも短くなっています。

 

これが、接続詞を使う利点です。

 

それに対して、今回勉強しようとしている、【that節】は「従属接続詞」とか「従位接続詞」と呼ばれています。

 

本当は等位接続詞から勉強するのが一般的なので、どうしても「that節が気になってしまった」と言う人意外は、

「等位接続詞」をある程度理解してから「従属接続詞」を勉強してみてください。

 

さて

 

【that節】についてですが、接続詞なので、文と文を接続する役目であることにはかわりありません。

 

ただ、【that節】にややこしいところは、【that】が省略されていることが多いということです。

 

ネイティブはほとんどの人が無意識的に省略してるというから、たちが悪い!!

 

日本人は【that】を省略すると、分かりにくいから【that】を入れて・・・・なんて、考えてくれないと思います。

ですので、【that節】をしっかりと覚えて、「あっこれはthatが省略されている英文だね!!」と分かるぐらいまで、勉強することとします。

 

まずは大前提として、

 

1、1つの英文には、主語 動詞は1つしか存在できない。

2、接続詞を使って2つの英文をつなげると、「主語+動詞」の入った完全な英文が1つの英文になれる。
 
※つまり1つの英文に「主語+動詞」が2つ存在できる。
 

ということを覚えてください。

 

ちょっとややこしいですが、

普通は1英文に動詞が2つ入ることはありえません

 

裏を返すと、1英文には必ず動詞が1つ入らないといけないのですが、2つ入れては、英文法のルールに反してしまいます。

 

でも、接続詞を入れることで、それが可能になります。

 

と理屈ばかり話しても分かりにくいと思うので例文で考えてみます。

 

[A]・・・I think so. (私はそう思う)

[B]・・・He is right.(彼は正しい。)

 

この2つの英文の接着剤の役目をはたせるのが接続詞です。

 

[C]・・・I think that he is right. (私は彼が正しいと思う)

 

[C]を見てみると・・・

 

I think...私は思う・・・

 

こう考えたとしたら、「どう思うか?目的語 )」がそれに続くわけです。

 

今回の例文の場合、「彼が正しい」と思っているわけですから、

 

I think that he is right.

 

となります。

 

thatを省略してみると・・・・

 

I think he is right.

 

英文自体の長さは短くなっていますが、1つの英文に動詞が2つ入って、主語も2つあるし・・・非常にややこしく感じます。

 

でも、これは2つの英文がthatで接続されていることに気がつけば、何の問題もない英文になります。

 

また、上の例文では「think」と言う動詞の直後に「he is right.」が続いていますが、この形が一番多い形です。

 

ただし 、be動詞+形容詞直後にthat以下が続く形もありますのであわせて覚えておきましょう。

 

あっそれと

 

that節って

 

【感情とか思っていること】を表す

動詞

be動詞+形容詞

以外には続けちゃいけないってルールがあるらしいです。

 

【that節】のルールをまとめると・・・・

 

1、完全な英文同士が接続されている

※ 主語+動詞+補語のように文型に当てはまる英文どうしがつながる。

 

2、that以下は「動詞」または、be動詞+形容詞のすぐ後ろにくっついている。

※当然be動詞のすぐ後ろにつくパターンもあり

 

3、感情とか考えていることの動詞(be動詞含む)やbe動詞+形容詞の後ろに続く

 

4、thatは省略することができる

 

こんな感じでしょうか?

 

このほかにも、that以下はひとかたまりで名詞扱いだとか、、感情とか考えていることの動詞でもthatが使えないとか、細かいルールがあるみたいなので

 

もっと詳しく知りたい人は、私一押しの本【英文法のトリセツ とことん攻略編】を読んで見てくださいね。

 

ちなみに

 

that以下が不完全な英文なら、接続詞ではなく、関係代名詞を疑ったほうがいいですね。

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